(妄想)
クラークはとても良い奴でみんなから好かれていたし頼りにもされていた。
ある日、兄貴分のセロニアスからTELが入った、”オスカーと喧嘩しちまって、ベースが居ないんだ! 誰か手配してくれないかい?”
分かったとクラークは昔世話したマイルスのところのベースマン、ポールを連れてスタジオに駆け付けた。
”ホーンも足りないんだ、お前も入ってくれ” 
こうしてラストの曲<ベムシャ・スウィング>が録音され、「ブリリアント・コーナーズ」は完成した。
それから1年半の時が過ぎ、クラークは順調に活動を続けリバーサイドに3枚目のリーダー作を出すこととなった。
クラークはトランペッターだが、今回はフリューゲルホーンで勝負してみようと思っていた。
フリューゲルの音色には少し濃い感じのピアノが欲しいと・・
クラークはモンクに声をかけてみた、”俺のバックで弾いてくれないかい?”
モンクは二つ返事で”OK、OK! お前となら、いつでもタダでもOKさ!”
そして、このレコードが生まれた・・(妄想)

RLP 12-271 Clark Terry/Thelonious Monk - In Orbit
KIMG0442.jpg

Clark Terry (flu) Thelonious Monk (p) Sam Jones (b) Philly Joe Jones (ds)
NYC, May 7 & 12, 1958
A
In Orbit
One Foot In The Gutter
Trust In Me
Let's Cool One
B
Pea-Eye
Argentia
Moonlight Fiesta
Buck's Business
Very Near Blue

(妄想Ⅱ)
俺たちの音楽も少しは認められてきたし、黒人ミュージシャンの生活も「軌道に乗った」んじゃぁないかい? 
と、この曲を書き上げた。 
しかし、クラークは何時も悪い夢を見る・・《スーツをビシッと決めて歩いているんだが、そこはスラム街なんだ、そして俺はドブに片足突っ込んじまうんだ、誂えの革靴もズボンも台無しさぁ》
そんな夢からこの曲が生まれた・・(妄想・終わり)  順調そうだね? でも、注意しろよ、溝に落ちないようにな!
 
KIMG0443.jpg
クラーク・テリーさんです。 これで溝に落ちたら”何て日だ!っ思うだろうな(笑)


クラークテリーの品のいいフリューゲルが美しくも溌剌としていますし、モンクのピアノも実に力強い! ソロはモンク節全開ですが、全体には控えめで、テリーを引き立てています。
モンクの曲が1曲だけなのも全体のバランス的にはいいのかなと思います。 いい意味でモンク色が出すぎず、サイドに徹しています。
リズム隊の人選もいいですねぇ、派手さはないが、轟音でプッシュするサムと自在に乗せてくれる名手、フィリー・ジョーと完ぺきではないでしょうか!

KIMG0444.jpg

クラーク・テリーは、1920年生まれで、ベイシー、エリントンと両巨頭のバンドでプレイしていますので、少し前のトラッペッターとの印象ですが、ハードバップもお手の物って感じですね。
マイルスにも影響を与えたなんてことも書いてあります。
僕の出会いはマッコイのニューポートライブ(インパルス)盤です、これも良いレコードです。
テリーのペットも聴きたいですもんね。



妄想が過ぎたかもしれませんが、そんなことを想いながら聴くレコードは一層愛着が増すように思います。
もともと妄想好きですが、最近は誰かさんの影響を受けているようです・・ふふふ
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コメント

こんにちは

 レコードを聴きながら妄想する。

 レコードジャケットとラベルを見るだけでも妄想は膨らみますね。それがあまり見たことがないものなら胸がときめきますね。妄想や瞑想は高齢者にとって大切な脳の訓練だそうです。
 イエ、MINGUS54さんが高齢者だとは言ってませんヨ。

URL | mikitaka08 ID:-

Re: タイトルなし

mikitaka08さん、こんばんは。 いつもコメントありがとうございます。

妄想の日々です、ここのところ
このレコードは地味ですが、良い内容なんですよ、それで、心地よくってつい、何時もの妄想タイムとなるのです(笑)
ちょこちょこ、聞きがじった情報を散りばめながらの、テリー讃歌のつもりで書きました。
僕も若くはないですから、脳の訓練は必要と思いますが、この妄想が訓練になるのかは・・?ですね(笑)

URL | MINGUS54 ID:-

M54さん、今晩はです。
妄想かも知れませんが、その文言がなければ、ぼくなど信じていまいそうですよ。(笑)
テリーさんのこオレの着こなし見てくれる、てな感じ。いいですよ。
クラーク・テリー、この人は新しい感じにも、古い感じにもプレイできる才人ですよ。で、そういう優柔不断的なところがある意味面白くない人も。
ぼくは、全然 OKですけど。(笑)
それを助長するのが、この人のレコードジャケットに写る表情ってみんな笑っている。(笑)
シリアスなジャズファンはそんなのアカンと。
でも、笑っていない表情のレコードがムーズビルに一枚あって、そのレコード。ぼくは狙っています。

URL | senriyan ID:-

今回はM54さんのゴーストライターかと思いました。
妄想・・・ なぜ「妄」の字を使うのかなぁ。妄想すると熟女ばかり出てくるんですが。
最近はレコード聴きに幻聴が重なります。これも脳の訓練になりますか?

URL | ひきこ杜 ID:-

Re: タイトルなし

senrianさん、こんばんは。 コメント、嬉しいです。

古い感じと新しい感じ・・僕なんかもこれ一番感じるというか、70年代からジャズを聴いていますからねービバップと言うよりは《カインド・オブ・ブルー》を分岐点みたいに聴いてきましたから(当時のジャーナリズムもそこから新旧を判断していたような)当のミュージシャンはそんなこと意外と考えてないのだと思いますがぁ・・

> ぼくは、全然 OKですけど。(笑)
僕もOKです!

シリアス好みも、マイルズとトレーンの悪い影響でしょうかねぇ??

> でも、笑っていない表情のレコードがムーズビルに一枚あって、そのレコード。ぼくは狙っています。
・・これは僕も狙っていますがぁ、いまだに出会いがないのですよ・・

URL | MINGUS54 ID:-

Re: タイトルなし

ひきこ杜さん、こんばんは、毎度です! 

>最近はレコード聴きに幻聴が重なります。これも脳の訓練になりますか?
どんな幻聴なのかわかりませんが、それは危ないんじゃあないでしょうか? Dukeさんに相談する手もありますが、ひどくなる可能性も大いにありますので、やっぱり専門家のPSYさんに診てもらうのがいいんじゃありませんか?
僕も妄想に熟女・・これはお互いに正常ではないかと(笑)

URL | MINGUS54 ID:-

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