力強いピアノと言う表現はおかしいのかも知れませんが・・
エリントンのピアノは音の芯があると言うか、力強さを感じます。
請売りですが、そもそもピアノという名称は、「ピアノフォルテ」或いは「フォルテピアノ」が正しいようでイタリア語の gravecembalo col piano e forte(優しく、また大きく鳴るチェンバロ)なのだそうです。

Duke Ellington/Ray Brown - This One's For Blanton
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United Recording, Las Vegas, NV, December 5, 1973
A
Do Nothin' Till You Hear From Me
Pitter Panther Patter
Things Ain't What They Used To Be
Sophisticated Lady
See See Rider
B
Fragmented Suite For Piano And Bass:
First Movement
Second Movement
Third Movement
Fourth Movement

このレコードは「ジミー・ブラントンに捧ぐ」の通り、モダンベースの開祖とされるベーシストを当代最高のベーシスト、レイ・ブラウンに置き換えて、ピアノとベースの対話となっています。
A面はエリントンのお馴染の曲が4曲とマ・レイニーのブルース”See See Rider ”を最後に配しています。
僕にはチョッと意外な気もしますが、なにを演っても名人ですけれど・・
B面は二人の共作で組曲になっていますが、A面同様に気軽に楽しめます。
こんな素敵なデュオアルバムはありません。
録音も素晴らしいと思います。
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録音データですが、ネット上では1972年12月5日録音となっていますが、僕の所有盤には1973年12月5日とありますのでそちらを採用しています。
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なんと味のある写真でしょうか! これを観ながらのレコード鑑賞、至福のひと時
エリントンやブラウンは言うまでも在りませんが、こういった記録を残した、ノーマン・グランツと言う人は偉い人だと、つくづく思いますね!


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コメント

No title

こんばんは

 渋いかけあいですね。
 1973年といえば、アナログレコード最盛期ですね。
 ライナーノーツに付いている写真集もずいぶん気合いが入った優れものです。
 
レコード各社が競い合ってお金をかけた様子が伝わってきます。お金をかけた分、聴取者にはサービスを提供してくれました。
 お気に入りの写真サービスでレコードを聴く、まさにMINGUS54さんがおっしゃる至福の時、CD文化はでは物足りなく、音楽配信などは全く寒々とした感じすらします。

URL | mikitaka08 ID:-

Re: No title

mikitaka08さん、おはようございます。 コメントありがとうございます。

アナログ世代はパッケージに弱いですからね(笑) 中身より大事な事もあったりします! 
USAのレコード、特に70年代は雑なモノも多いようですが、このレコードは凄く良いです。
エリントンは1974年5月に亡くなってますので、晩年の勇姿を拝めるだけで価値があります。
小春日和にこのレコードはベストな選択だと自画自賛しております(笑)

URL | MINGUS54 ID:-

ジミー・ブラントン

M54 さん、こんばんは。

ツアー先のセントルイスでジミー・ブラントンを聴いたビリー・ストレイホーンとベン・ウェブスターは驚いたようです。それを聞いて駆け付けたエリントンは、バンド入りを直ぐに決めたといわれております。元のベーシスト、ビリー・テイラー(ピアニストとは同名異人)は辞めましたが、このベーシストも人名辞典に載るほどの達人でした。恐るべしブラントン。

URL | duke ID:-

No title

このレコードは僕も愛聴してます。エリントンのピアノ・・・54さんおっしゃるように、異様に強いタッチのピアノだと感じます。なんというか・・・岩の塊りのような強い意志のある音・・・でしょうか。そしてその質感は、そのままモンクの音にもつながっている・・・と僕は思います。
レイ・ブラウンのベース音もホントに凄い! 強くて重くて硬い音で、グッグッと弾けるようなビート感を出してくる・・・こりゃ、もう最高です!(笑)
こういうジャズがあるから・・・ジャズは辞められん!(笑)

URL | bassclef ID:IpV4Zmhs[ 編集 ]

Re: ジミー・ブラントン

dukeさんこんにちは。 コメントありがとうございます。

夭折の天才!ジミー・ブラントンの音源は エリントンのRCA盤「Jumpin Punkins」1940年3/15~1941年9/26までの音源が16曲、これしか持っていませんが、タイトル曲や「BLI BLIP」などでは力強くモダンなベースプレイです。
ネットでエリントンとのデュオ「Pitter Panther Patter」が聴けますが、凄いの一言! これはレイ・ブラウンも敵わないかもしれませんね! ブラントンが後10年生きていたら凄い録音が残されていたでしょうに・・残念ですね。
ビリー・テイラーさんも逃げ出したくなりますよね。

URL | MINGUS54 ID:-

Re: No title

bassclefさん、こんにちは。 コメントありがとうございます。

> 強いタッチのピアノ  こう表現すればよかったです(笑) 
レイ・ブラウンのベースはもう、bassさんの仰るとおりですね、凄いの一言ですね! 
ブラウンもですが、ブラントンとかペティフォードとかミンガスなんかは岩の塊って表現がこれまたピッタリですね! 
> こういうジャズがあるから・・・ジャズは辞められん!(笑) これもまさしく同意!! (笑)

URL | MINGUS54 ID:-

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