風貌は人の良い白人男性、とてもナイフのイメージはありません。

ペッパー・アダムスの音を聴いて最初はてっきり黒人だと思っていました。
モーガンやバードとの競演でしたので、特にそう思ったのでしょうね、ハードバップ全開のレコードですから・・ 切れ味の良いバリサクでしかも黒っぽい、当然そう思います!

彼のアイドルはカリー・ハーネイやパーカーだったそうですから、目指すものは、黒っぽいジャズだったのでしょう。
Critics Choice PJM-407 
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Pepper Adams (bs) Lee Katzman (tp) Jimmy Rowles (p)
Doug Watkins (b) Mel Lewis (d)

22 August 1957

A
Minor Mishap
Blackout Blues
High Step
B
Zec
Alone Together
5021

A1『Minor Mishap』からゴリゴリのハードバップです。 この曲はトミー・フラナガンの曲ですね、たぶんキャットが初演と思いますが、これも同じ年の録音です。 キャットとこのレコードとベースがどちらもダグ・ワトキンスなので彼が持ち込んだ曲だろうと思っていましたが、ペッパーとトミフラはとても仲が良かったようですから、たぶんペッパーはこの曲を知っていてしかも、大好きな曲で初っ端に持ってきたと考えられますね。
同郷でもあり、同い年、1947年には17歳でラッキー・トンプソンのバンドに一緒にプレイしていたようです。 親友だったのですね。

この曲でのペッパーは当にジャックナイフですね、ゴリゴリと切り裂きますね、凄い切れ味です。 
メンツはワトキンス以外は白人ですが、ペッパーのフィーリングは実に黒いですし、全編ハードバップですから、黒人ジャズの流れを感じる仕上がりです。
リー・カッツマンと言うペットも良いですね、主にビックバンドで活動していたようですが、良いジャズメンは限りなく多いですね。
メル・ルイスは好きなドラマーです、後にサドメル楽団でペッパーもメンバーですから、気が合う仲間なのでしょうか。

『Blackout Blues』はアダムスの曲です。 ワトキンスのイントロから、アダムスのソロとなりますが、どう聴いても真っ黒です。 
A面最後はバリー・ハリスの曲で締めとなります。 ハードバップですねーバードとの競演のように思えます。

B面は『アローントゥゲザー』を挟んで、サド・ジョーンズの曲が2曲、これも、なんでしょうかね~後のサド・メルに繋がるのでしょうかね~、全編、黒い仕上がりとなってます。

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1957年度ダウンビートのバリトン部門の新人賞のペッパー・アダムスはピリリと刺激的なブラック・ペッパーでした。

ペッパー・アダムスも好きです、欲しいレコードが未だ未だたくさんあります。 
しかし、厳しい冬になりそうです。 秋に使い過ぎました・・・とほほ・・ 
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コメント

実力のアダムス

M54 さん、こんばんは。

私もペッパー・アダムスは音色やフレージングから黒人だと思っておりました。明らかにマリガンのそれとは違いますし、ミンガスのワークショップに参加しておりましたので、そう思い込んでいたのかもしれません。ミンガスの曲だけで作ったアルバムもありますが、これはもう完全に黒人の音です。

人気のマリガン、実力のアダムスといわれますが、意外とジャズ喫茶ではアダムスも人気でした。

URL | duke ID:-

Re: 実力のアダムス

dukeさん、こんばんは。 コメント、ありがとうございます。

ペッパー・アダムス、良いですよね~ドナルド・バードのなんだったか? ラバカム なんか、バリトンをここまで早く吹けるの! みたいな、凄い演奏が多いんですよね!
>ミンガスの曲だけで作った これ、持ってないです! とにかく欲しい盤です! 聴きたいです! 

ペッパーは素晴らしいですね! 

URL | MINGUS54 ID:-

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